わたしのプリン。もう勝手に食べさせない。

 せっかく取っておいたプリンを家族に食べられてしまった!そんな経験はありませんか?
 
“食べ物の恨み”
 それはコミュニティに多大な影響を及ぼす無視できない課題です。
 
 そこで制作したのが、冷蔵庫のプリン見守りデバイス「プリン・ア・ラート」です。
    
 プリン・ア・ラートは、プリンが取られたことを検出すると、犯人に警告を与えます。怒った顔、「プリン、返してね」という強いメッセージ。ついついとってしまった、その人のこころに罪悪感を与えます。プリンは多くの場合、もとの場所に戻されるでしょう。

 

それでも、取られてしまった。その場合には、LINEで通知する機能も持たせています。

 

 

家族間の、ちょうどいいセキュリティ。
プリン・ア・ラートは、プリンを見守るだけのデバイスです。私たちはこれが家族という関係にとってちょうどいいセキュリティだと考えています。
 
例えば、南京錠のついた箱にプリンを仕舞ったらどうでしょうか。プリンを守るセキュリティとしては万全と言えますが、家族を信用していない事があからさまになります。これでは、家族の関係は逆に悪化することでしょう。
 
プリン・ア・ラートは、プリンに手を出すことができます。しかし、完全犯罪を抑制します。人のプリンに手をつけてしまった家族とよく会話しましょう。なぜそんなことをしたのか。時には叱り、時にはプリンを分け、コミュニケーションに繋げましょう。
 
プリン・ア・ラートは、プリンを通して家族を見守ります。家族に制限を与えるものではありません。


重さセンサーとM5 STACKで実現。

プリン・ア・ラートは、プリンの重さを検知するセンサー、そして、小型のマイコンM5Stackで構成されています。
 
プリンの検知は、小皿の下のスイッチで行われます。プリンが取られると小皿が軽くなり、押されていたスイッチが戻ります。これをきっかけに、アラートを発します。
 
現在のプリン・ア・ラートはコンセプトモデルですが、このようにシンプルな構成のため、将来的により小さくすることが可能です。よりさりげなくプリンを見守れるように改良を続ける予定です。